我が国の自動車産業の販売や流通に関しては、
下記に示す実態を背景に、関連データが未整備であること等、
不明な点も多い状況となっております。
販売・流通分野に関する現状
生産とは異なり、販売の関連企業が数千社に渡るなど、統計整備等が行いにくい。
中古車流通については、メーカー系販売店のほか専業者も数多く存在。それらは大手から個人事業者のような中小企業まで幅広く存在するなど、業界構造をより複雑にしている。
商用車や二輪車等の流通実態は、乗用車以上に複雑かつ不透明で、データもなく不明な点が多い。
また、海外輸出等も考慮すると、一度生産、流通した自動車が、どこで誰の手に渡り、最終的にどこに至るのか、スクラップ、輸出等含め実態がつかみにくい。
以上を踏まえると、販売や流通に関する実態や課題の把握、問題解決策の検討を行う際にも、想像を上回る困難が伴い、お困り、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
自動車の販売・流通政策に関する様々な諸問題に
解決策を検討
これらの課題に対し、弊社は自動車を含むモビリティ専門会社として、
これまで蓄積した業務実績・ノウハウを活用し、販売・流通分野に関する諸問題に対する解決策を検討しております。
調査の種類
販売店の方向性に関する調査
乗用車・大型車ディーラー等の今後の経営に関する方向性や方策に関する分析及び提案に関する調査
販売・流通にかかる政策調査
市場を俯瞰した視点から分析し、政策提言の立場から描く市場の最適フレーム、市場の方向性の提言に関する調査
市場特性に関する調査
例えば対象地域を限定した、地域のデモグラや消費性向等、自動車の市場特性の分析に関する調査
最新技術が与える販売影響調査
IoTやCASE等、自動車に関する技術革新に伴い、それが市場及び消費者特性に与える影響に関する分析調査
現文研の販売・流通政策調査の特徴
弊社では、以上の課題に対し、適切な手法により、課題解決に至る解をご提供することのできるよう、
下記に示す通り様々な調査手法をご用意しております。
1. アンケート調査
- インターネット調査、郵送調査等により実施
- 結果については、クロス集計のみならず、多変量解析等含む多様な手法を活用し分析
2. ヒアリング調査
- 個別訪問調査、街頭調査等により実施
- 結果については、議事録作成のみならず、必要に応じた、適切な規模（分量、ページ数等）でのまとめ作成を実施
3. FGI調査
- フォーカスグループインタビューや、その他グループ対象調査を実施
- 結果については、議事録作成のみならず、必要に応じた、適切な規模（分量、ページ数等）でのまとめ作成を実施
4. 既存データ（官公庁等公表データ）に基づく地域・社会環境分析
- 関係官庁（国土交通省、経済産業省等官庁や地方公共団体、その他公的団体等）が作成、発行している公表データに基づく分析
- デモグラ、社会経済、物流関連等、様々な分野のデータ収集、分析を実施
5. 将来市場（台数）予測
- 必要に応じ、将来の市場予測（保有台数、新車需要台数等）の実施
- 手法についても、前提条件等を踏まえたベストなものをご提案
お客様が抱える問題・課題や、知りたいとお考えの事項に対し、適切かつ実施効果の高い調査・分析手法について、上記のみならず様々な観点からご提案いたします。
調査の流れ
弊社における販売・流通政策分野の一般的な調査の流れは以下の通りです。
なお、調査推進にあたり、委員会の設置・運営等事務局運営業務も対応致しますので、その旨ご相談下さい。
主要な実績
(一社)日本自動車販売
協会連合会様
ディーラービジョン
（乗用車・大型車）
今後の乗用車ディーラーが執るべき経営の方向性を取りまとめ。実施に当たり、委員会・部会の運営支援を実施
国内乗用車
メーカー様
大都市の市場環境、競争力分析
ある大都市をエリアに分け、市場環境の状況と展望を分析。エリアごとの競争力と今後あるべき方向性を分析
国内乗用車
メーカー様
中古車小売での車両情報公開に関する調査
コネクティッド情報に対する中古車購入者の受容性について、FGIとネット調査とを実施し、施策の方向性を検討
その他の実績
- 都市別市場環境、競争力分析
- 地区店舗ネットワーク将来像分析
- 地域ブロック別の市場動向基礎調査
- コネクティッドサービスに関するユーザー調査
- 中古車の情報公開の有効性に関する調査
- 乗用車ディーラービジョン/（一社）日本自動車販売協会連合会
- 大型車ディーラービジョン/（一社）日本自動車販売協会連合会
- 二輪車国内市場活性化に関する調査/経済産業省
- 自動車車両情報の利活用に関する調査/経済産業省
- 二輪車市場動向調査/関連業界団体E
そのほか、販売・流通政策に関する豊富な実績を有しております。