【中国】中古車市場概況-コロナ禍より回復する兆し

中国の中古車取引台数は、2021年1-9月に前年同期比35.3%増の計1,296.7万台に達した。新車の販売台数が近5カ月連続で前年同期比マイナスを示す中、中古車市場は通年で1,600万台規模(中国汽車流通協会予測)にまで成長すると見通している。

中古車市場概況

  • 2021年1-9月の中古車取引台数は計1,296.7万台に達し、前年同期比35.3%増を示す。内訳は、乗用車が6割強、SUVとMPVで2割弱を占め、車齢は3-6年が4割弱であった。地域別では華東、中南、西南が多く、省別では広東、浙江、山東、四川、河西の順で多い(省を跨る取引は全体の約3割;9月)。
  • 一方、新車販売の伸びは2017年をピークに3年連続で減少し、近5カ月間においても前年同期比マイナスを示している。特に2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により新車・中古車市場ともに低迷したが、その回復は中古車市場の方が速くなっている。
  • 2021年の通年では、10月以降も順調に成長して、計1,600万台規模にまで達すると見通している(中国汽車流通協会予測)。

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