コロナ禍での交通事故発生状況-2021年7月

概要

  • 交通事故発生件数は、3月までの減少傾向から4月以降は増加に転じたが、7月は前年同月とほぼ同水準となった(図表1)。
  • 交通事故死者数は、5月まで前年を下回っていたが、6月は昨年と同数になり、7月は前年同月比で39人増の120%となった。(図表2)
  • 緊急事態宣言が発令されている地域もあるが、2019年比での週単位での移動人口減少幅は、4月から7月第3週まで、昨年を下回る傾向となった(図表3)。

  • 都道府県別に人口10万人あたりの交通事故発生件数(1~7月の累計)をみると、最も多いのは、静岡県で303.2件、次が群馬県で289.8件。以下、佐賀県242.6件、宮崎県232.0件、福岡県221.1件と続く。(図表4、次頁補足表①)
  • 都道府県別に人口10万人あたりの交通事故死者数(1~7月の累計)をみると、最も多いのは、高知県で2.7人、次が徳島県と山梨県で2.5人。以下、香川県2.4人、秋田県、2.0人と続く。四国は愛媛県も人口10万人あたりの交通事故死者数が1.9人と、6番目の多さで、交通事故による死者が発生する割合が相対的に高い。(図表5、次頁補足表②)

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