コロナ禍での交通事故発生状況-2021年4月
概要
- 交通事故発生件数は、今年になっても前年同様、減少傾向であったが、4月は一転して昨年同月よりも増加し、前年比21%増となった。(図表1)
- 交通事故死者数は、1~4月いずれの月も前年を下回っているが、月を追うごとに前年同月比は大きくなり、昨年との差は縮小している。
- 4月6日から15日まで、春の全国交通安全運動が実施された。同期間での交通事故発生件数は前年よりも増加したが、交通事故死者数は減少した。
当社の視点
緊急事態宣言が日常化してしまい、外出についての抵抗感が幾分低下した感もある。外出率が高まれば、交通事故という偶然を引き起こす懸念も増してしまうだろう。外出率が低下し、その分『偶発性』も低くなっているはずの今だからこそ、それでも事故になってしまったドライバー、歩行者の「不注意」に対するつぶさな検証も重要になってくる。
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コロナ禍での交通事故発生状況-2021年4月
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直近5回の配信内容
第29回 65歳以上の歩行中における交通事故
第30回 多様なロボット技術が拓く我が国未来の労働環境
第31回 令和3年春の全国交通安全運動(4月6日~15日)
第32回 2050年カーボンニュートラル実現とグリーン成長戦略
第33回 2050年カーボンニュートラル実現とグリーン成長戦略(その2)
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