2020年の交通事故の主な特徴 (その1)

概要

  • 2020年の交通事故発生件数は309,178件で、前年の381,237件から7万件以上減少した。交通事故の減少に伴い、事故による死者数も減少したが、事故死者の発生率は過去10年間で最も高くなった。(図表1)
  • 状態別交通事故死者数の推移では、2016年から2019年にかけては、全体的に減少傾向であったが、2020年は「二輪車」での事故死者数が増加した。(図表2)
  • 交通事故死者数の昼夜間比率では、夜間が前年から17ポイント減少したのに対して、昼間は7ポイントの減少にとどまった。(図表3)

当社の視点

コロナ禍による外出率低下、移動範囲の縮小等で、2020年は前年に比べ、交通事故発生件数、交通事故死者数ともに全体値では減少したが、事故の内容別では、逆に死者数が増加した事故もある。昨年のコロナ禍での『交通事故の主な特徴』を2回に分けて抽出する。
 
 

 
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2020年の交通事故の主な特徴 (その1)
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直近5回の配信内容
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