コロナ禍での交通事故の発生状況-8月
~9月21日(月)から9月30日(水)まで秋の全国交通安全運動実施期間です~
概要
- 交通事故発生件数は、前年同月に比べ、3月から5月は減少幅が大きくなっていく傾向にあったが、緊急事態宣言が解除された後の6月以降は、前年同月比の減少幅が小さくなり、約80%で推移している。(図表1)
- 交通事故死者数の年代別比率をみると、40歳代以降は年代が増すにしたがい、比率が上昇する傾向が確認できる。(図表2)
*モニタリング期間:2020年1~8月
当社の視点
- 8月の移動人口動向の前年同週比は、第1週▲17%、第2週▲20%、第3週▲23%、第4週▲18%といずれも前年を17%以上、下回った。(V-RESASデータより)
- コロナ禍での移動人口減少により、交通事故が減少していると考えられるが、昨年同様、1~8月の70歳以上の交通事故死者数は、全体の46%を占める。今後も継続した高齢者のための「交通安全の環境づくり」が重要になる。
※ 交通事故が最も多くなる12月まで定点観測を実施
[出典] 警察庁「交通事故統計」、総務省人口推計、V-RESAS(内閣府 地方創生推進室 ビッグデータチーム)
◎ 年代別、地域別にみた時系列での交通事故分析が可能です。ご要望の際はお問合せ下さい。
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直近5回の配信内容
第4回 日本の高品質物流サービスを国際規格化して世界で戦う~アセアン地域でのコールドチェーン物流事業を強化・拡大へ~
第5回『ラストマイル自動運転』車両システムガイドライン
第6回 コロナ禍での交通事故の発生状況-7月
第7回 将来の自動運転車両の社会実装化を見据えて助走
第8回 インフラシステム輸出にみるモビリティ技術展開の好機
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