コロナ禍での交通事故の発生状況-10月
概要
- 10月の交通事故発生件数は、前年同月比87%となり、前年同月との減少幅が3月以降で最も小さくなった。(図表1)
- 1月から10月までの全国の交通事故発生件数累計では、前年(2019年)の312,503件に対して、今年(2020年)は249,106件で前年比80%。(図表2-左上棒グラフ)
- 都道府県別の交通事故発生件数(1~10月累計)の対前年比は、秋田、神奈川、新潟、岡山で86%以上だが、山梨、沖縄では70%以下となっている。(図表2-都道府県別地図)
*モニタリング期間:2020年1~10月
当社の視点
現在の交通事故発生件数の推移とコロナ禍による外出率低下(*)の状況等から、年間の交通事故発生件数は昨年を下回るのは、ほぼ確実だが、秋から冬にかけては日没が早くなり、夕暮れ時の事故が増える傾向にある。日が沈み、薄暮となる夕暮れ時は、視認性が低下するため、運転する側からは「歩行者や自転車を見つけにくい」「他のクルマとの距離が読みとりにくい」といった要因により、年間を通して一日のうちで最も交通事故が発生しやすい時間帯でもある。地域や年代を問わず、日頃にも増して安全運転が求められる。
*[参考] 全国移動人口動向の10月前年同週比(V-RESAS)=第1週▲13%、第2週▲12%、第3週▲11%、第4週▲10%
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コロナ禍での交通事故の発生状況-10月
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