復興事業で未来を拓く新技術を検証
福島ロボットテストフィールドを飛ぶドローン
(写真はイメージです)
概要
2020年春、全面開所した福島ロボットテストフィールドで、NEDOは物流効率化や新ビジネス創造で期待されるドローンの飛行試験を実施。それらのデータを踏まえ、NEDO及び経済産業省がドローン等、無人航空機による第三者上空での目視外飛行の実現に向け、「無人航空機性能評価手順書」を同日公表した。(手順書ダウンロードはこちら)
【今回のテーマ/注目情報】*モニタリング期間:2020年3-6月
公表情報タイトル:第三者上空飛行のための無人航空機の性能評価手順書を公表
―福島ロボットテストフィールドにおける試験で活用可能―
発信元:NEDO 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 2020年5月29日
当社の視点
- 震災復興事業の一つ「福島イノベーションコースト事 業」の一環、『福島ロボットテストフィールド』は飛行、運行管理等様々な実証実験が誰でもできる。
- ここでNEDOは経済産業省が2019年6月にとりまとめた「空の産業革命ロードマップ2019」のレベル4=2022年の有人地帯での目視外飛行(第三者上空)に向け、試験飛行を行い、我が国初の性能評価基準や試験方法手順書を策定した。導入に向けた現実的なガイドブックとして寄与しそうだ。
- 経産省や復興庁、国土交通省や福島県等がタッグを組み、未来に向けた復興事業で新たな技術、ビジネス領域の展開が期待される。さらにモビリティに関する他事例のように国際標準等の動きまで進めば、海外先行的なドローン市場で、日本の技術の存在感が高まることも考えられよう。
関連情報
- 空の産業革命に向けたロードマップ2019
- 福島ロボットテストフィールド
- 福島イノベーションコースト構想
- 移動体データ形式「MF-JSON形式」が地理空間情報の国際標準として採択(産総研)
- 日本発の「部分的自動車線変更システム」に関する国際標準が発行(経産省想)
- 人工知能研究開発ネットワーク (AI Japan) ” のWebサイトを公開(産総研)
モビリティ情報モニタリングについて
我が国の省庁等、政府系機関からは日々多種多様な情報が発信されます。(株)現代文化研究所はその中から広くモビリティに関する注目情報を所定期間にわたりピックアップ、テーマを設定しその切り口から関連情報を整理し、お伝えするものです。
※取り上げてほしいテーマ/情報等がありましたら、または、ご質問、ご意見は、当ページの右上、または最下部のお問い合わせからお願い致します。